次回の更新記事:LLM同士による人工言語コミュニケーションで発見され…(公開予定日:2024年12月16日)

Claude 3のベンチマーク評価結果 論文(テクニカルレポート)より

   

Anthropicは新しい大規模マルチモーダルモデルClaude 3のファミリーをリリースしました。最も高性能なOpus、スキルと速度のバランスが取れたSonnet、そして最速かつ最も経済的(つまり安価)なHaikuの3種類が用意されています。テキストだけでなく、画像データの処理と分析も可能になっています。

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参照テクニカルレポート情報

背景

Claude 2モデル(2023年5月発表)に続き、Anthropic社は今回新たにClaude 3モデルファミリーを開発しました。教師なし学習やConstitutional AIなどの様々なトレーニング手法を採用し、Amazon Web Services (AWS)とGoogle Cloud Platform (GCP)上で、PyTorch、JAX、Tritonなどのフレームワークで構築したと報告されています。

Claude 3ファミリーの大きな特徴の1つは、マルチモーダル対応です。画像(表、グラフ、写真など)の高度な理解力を新たに備え、ユースケースを拡大させています。また、関数呼び出し機能(ツール使用とも呼ばれる)にも優れています。

モデルにはバリエーションがあり、最も知的な「Opus」、ニュアンスのあるコンテンツ作成、分析、予測、正確な要約、科学的な質問への対応に優れた「Sonnet」、最も高速かつ手頃な価格の「Haiku」の3つのモデルが用意されています。いずれのモデルも、コーディングや多言語の流暢さなどにおいて、以前より大幅に改善されています。

なおAnthropic公式サイト上でのWeb UIで使用できるだけでなく、API、Amazon Bedrock、Google Vertex AIで利用可能です。

以下では、競争対象である他モデルとの比較を含め、Claude 3モデルファミリーの能力に焦点を当てて詳しく紹介します。

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