
「AIに論文を読ませてレビューさせればいい。もう人が時間をかけて読み込む必要はない」。そんな声を耳にする機会が増えています。たしかにAIは、論文を読み、強みと弱みを整理し、点数まで返してくれます。手間が減るなら、使わない理由はないようにも見えます。
ただし、そのレビューをどこまで信じてよいのかは、別の問題です。きれいにまとまった講評を書く力と、論文の中身を本当に見抜く力は、同じではありません。AIに論文を読ませて評価させるとき、何ができて、何がまだ難しいのかを見極める必要があります。
人手では追いきれないほど論文が増えています。そうした状況の中で、AIによる論文レビューの実態を大規模に調べた結果がまとまりました。AIにレビューを任せると、表向きにはもっともらしい結果が返ってきます。しかし、その裏側では何が起きているのでしょうか。AIに論文を任せたいと考えている人ほど、知っておくべき内容です。