次回の更新記事:LLMを利用した「自動データクリーニング」方法(公開予定日:2024年12月13日)

自然言語プログラミングを可能にするシステム『CoRE』

   

自然言語プログラミング、疑似コードプログラミング、フロープログラミングを統一し、LLMをインタープリターとして自然言語プログラムを解釈し実行するシステム『CoRE』が開発されています。

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参照論文情報

  • タイトル:AIOS Compiler: LLM as Interpreter for Natural Language Programming and Flow Programming of AI Agents
  • 著者:Shuyuan Xu, Zelong Li, Kai Mei, Yongfeng Zhang
  • 所属:Rutgers University

背景

プログラミング言語は、機械語から始まり、アセンブリ言語、高級言語へと進化してきました。プログラミング言語の可読性や使いやすさは向上し、プログラマーにとってより身近な存在となってきました。

この流れを受けて、自然言語(人間が話す言葉)をプログラミング言語として用いることで、プログラミングの敷居をさらに下げられる可能性が模索されています。ただし自然言語には曖昧さや冗長さがあることが問題となります。正確にプログラミングの論理を理解し、命令を実行するインタープリター(プログラムを逐次的に解釈し実行するプログラム)の開発が課題とされています。

そんな中、LLMは複雑な自然言語の解釈ができ、加えてプログラミングの知識も豊富です。ツールの使用や関数の呼び出し、環境との対話などの面でも優れた能力を示しています。

今回研究者らは、LLMをインタープリターとして用いる新しいシステムを提案しています。自然言語プログラミング、疑似コードプログラミング、フロープログラミング(プログラムの処理の流れを視覚的に表現するプログラミング手法)を統一的に表現できる「CoRE言語」を開発しました。

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