LLMを腰を据えて長い期間使いこむことで、本人自身の能力も向上することが示唆されました。なお、注意点もあります。
学生がChatGPTを使用した実験結果を大規模に分析した結果、8週間以上じっくり使うことでLLMなしの能力自体も大きく向上。
そして、8週間未満の期間だと限定的でした。
ただし、
LLMを使い込むことで向上する能力を分野別に見ると、知識量やスキル獲得では効果がはっきりしており、自分で考えて判断する力や、他の人と協力する力においてはやや限定的でした。
さらに、LLMを単に「答えを教えてくれる便利な道具」としてだけ扱うと、LLMなしでの本人の能力は逆に下がることがあります。
「一緒に考えてくれる先生」のように使って、答えをすぐ貰わずに、自分で考える時間を設けたりすると、本当の学習効果が出ることが分かりました。
こうした事例から、LLMによる人間自身の学習効果を狙うのであれば「期間」「役割」が重要になりそうです。
📄 参照論文
A Meta-Analysis of LLM Effects on Students across Qualification, Socialisation, and Subjectification
所属: University of Adelaide, University of South Australia, CSIRO