スタンフォード大学などの研究チームの調査によると、今「AIの影響を受けやすい」と言われているような仕事の景気変化はLLMがマス市場に広がる前(ChatGPT公開以前)からすでに悪化が始まっており、LLMだけを原因扱いすると見誤りやすい、とのこと。
同時に、「文章作成やコーディングのようなAIに近いスキル」を教育や研修から外すことも一概に正解ではなく、AIと一緒に働く前提で、AIの出力の検証や評価、うまい協働のやり方まで含めて鍛えるのが有効だ、という見解が示されています。
なお、LLMに関係する授業やスキルを学んでいた人は、ChatGPT公開以降でも初任給が高めで就職も早い傾向があり、AI関連スキルについても無駄になるというよりも「武器になり得る」と示されています。
(ただし「LLMさえ勉強すれば勝てる」と単純化することもできない)
このように、LLM登場のタイミングと、いくつかの職種やスキルが市場競争的に不利(または有利)になっている現象は、そのまま因果関係を論じずに、多角的に分析するべきという主張です。
📄 参照論文
AI-exposed jobs deteriorated before ChatGPT
所属: University of Pittsburgh, Stanford University, Microsoft