AIにキャラクターを演じさせたとき、新しく作った架空のキャラよりも有名キャラのほうが必ず上手に演じられるというわけでもありません。
短い会話だと有名キャラの方が上手いものの、会話が長くなると差がほとんどなくなるそうです。
会話が進むにつれて、事前に学習した知識よりも「さっき自分が言ったこと」を手がかりにするようになります。つまり、有名かどうかは長期的にはあまり関係ないとのこと。
また、AIが苦手とするキャラクター像について。内向的か外向的かといった性格の違いは、あまり問題になりません。
本当に難しいのは、悪役や道徳的に問題のあるキャラクター、あるいは他者と敵対的な関係にあるキャラクターを演じることです。
ジョーカーのような「悪い人」を忠実に演じようとすると、AIの性能は明らかに落ちます。おそらく、AIが「良い応答」をするように訓練されているため、ネガティブな人物像を貫くことが構造的に苦手なのだと考えられています。
📄 参照論文
Fame Fades, Nature Remains: Disentangling the Character Identity of Role-Playing Agents
所属: Chung-Ang University