こんにちは。アイブンライターの飯田です。
商業的に価値があると判断されたAIの技術は特許として出願されます。それらの情報を集めれば、いま企業間で競争が行われているAIの開発内容が見えてくることでしょう。
今週は芝刈りや交通誘導を行うロボットなど肉体労働市場に切り込んだ開発をはじめとした計5本の特許を紹介します!
今週のラインナップ
1. ロボット受付で共連れ防止!?
2. 声の主を区別できるAIスピーカー
3. ついに登場!?自動芝刈りロボット
4. エッジデバイス上で顔認識を実現!
5. 未来の交通誘導ロボット
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ロボット受付で共連れ防止!?
日本の戸田建設株式会社およびユニロボット株式会社は、不正入場の防止、社員の健康管理、来客者への対応を行うAIロボットシステムを開発しました。
多くの企業は、オフィスビルや研究所、工場などに社員の入退場管理システムが導入されています。社員の勤怠管理だけでなく、不正入場されないようなしくみも導入されており、営業情報や技術情報が盗用されるのを防止しております。
しかしながら、入退場の扉は一度誰かがID認証で開錠してしまえば複数人が通過することができ、いわゆる共連れが可能となっております。最近では経費削減の傾向から、受付には人がおらず、来客者は内線電話で担当者に直接電話をしてアポイントを取る方法が多いため、共連れを防ぐ事は非常に重要であります。
そこで日本の戸田建設株式会社及びユニロボット株式会社は、AIロボットに受付をさせ、音声データを用いて入退場の管理を行い、共連れを防ぐシステムを開発しました。入退場する際に「おはよう」などの音声をロボットに呼びかけ、その後ロボット側で音声データと社員データの照合を行い、入退場を許可するというしくみになります。また付加価値として、ロボットに呼びかけた際の表情データでストレス度合いを測ることができます。
ライター飯田のコメント
確かに共連れ問題は非常に重要です。しかしながら、共連れを防ぐために扉全てにセンサーを付けるのは莫大なコストがかかってしまうため、新しい切り口で解決するのは製品として面白いと感じました。
特許の詳細:AIロボットによる入退場管理システム
声の主を区別できるAIスピーカー
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