
自社サービスに組み込むAIを、一社のモデルプロバイダーに丸ごと預けている企業は少なくありません。
そんな中、6月22日、東京のSakana AIはFuguを公開しました。掲げたメッセージは「輸出規制のリスクなしにフロンティア級の性能を届ける」。複数のフロンティアモデルを裏で動的に組み合わせ、一つのOpenAI互換APIとして差し出す仕組みです。公開モデルは上回り、停止中のFable 5やMythosとも肩を並べるという、かなり強気な主張も添えられています。
ただ、束ねている先は他社のフロンティアモデルです。依存は消えたのか、それとも見えにくい一段下へ移っただけなのか。Fuguが何をしているのか、ベンチマークの数字をどう読むべきか、規制回避という看板はどこまで額面どおりか、導入を考えるなら何を確かめればよいか。ひとつずつ見ていきます。