こんにちは。釣りを趣味としながらAI開発を本業としています、つりくず(@kuzu_tsuri)です。今回も、釣りとAI開発の知見を活かして、釣りに役立ちそうなAI技術についてご紹介いたします。
前回の記事
▶ 魚の声から魚種を予測!「AI搭載型ルアー」で爆釣も夢じゃない?【AI論文】
魚がよく釣れるポイント探しは自動化できる?
釣果を上げるために釣り場所(ポイント)を選ぶのはもっとも重要な活動の1つです。同じ堤防であっても、釣るポイントによって釣果が大きく変わることはよくあります。ポイント選びは、釣果速報の確認やその日の釣り場の状況などを考えながら行うことになりますが、良いポイントを選べるようになるには多くの経験を重ねる必要があります。
さて、わたしのような趣味で釣りをしている人ではなく、本業の漁師さんはどのような方法でポイントを予測しているのでしょうか。
漁師さんのポイント選びも、勘と経験に頼る部分もあるのですが、基本的には海流図や水温図等を確認しながら良いポイントのあたりをつけているそうです。そこから魚群探知機を用いて、ポイントを特定する作業を行なっています。このとき使用する海流図や水温図は、海上保安庁のホームページから簡単に入手することが可能で、なんと毎日更新されています!
このようなデータが揃っているのであれば、海水温のパターン等をAIに学習させて、良いポイント(魚がたくさんいるポイント)の特定を自動化することで、漁業の効率化ができそうですね。今回紹介する論文は、京都大学のIiyamaらが、釣りポイント探しをAIで自動化する問題に取り組んだ内容となっております!
良いポイントを見つけるAIの開発
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