AI分野では、論文に書かれた手法が本当に機能するのかが常に問われます。企業がAI技術を導入するとき、判断の根拠になるのは論文の実験結果です。ところが、その結果を第三者が再現しようとすると、驚くほど手間がかかります。コードの動作環境が違う、ファイル構成が独特、前処理の手順が不明瞭。1本の論文を検証するだけで、専門家が何日もかかることがあります。
手間がかかるから、ほとんど検証されない。検証されないから、怪しい結果も気づかれずに残る。これは研究者だけの問題ではなく、論文の成果を信じて意思決定するビジネス側にとっても無視できないリスクです。

そこで、Claude Codeを使ったAIエージェントに、この検証作業をまるごと任せる仕組みを構築した事例があります。論文のPDFを渡すだけで、データ取得、コード修復、統計分析、レポート生成まで自動で完了します。
本記事では、このワークフローの仕組みと、そこから見えてくる「AIによる研究検証」の可能性を解説します。