最終更新日:2019/10/31
[論文] Elon Musk, Neuralink, “An integrated brain-machine interface platform with thousands of channels”, bioRxiv
[DOI: https://doi.org/10.1101/703801]
3つの要点
✔️配列あたり最大3,072の電極が96の分散している小さくて柔軟性のある電極「糸」の配列を作った。
✔️毎分6本のスレッド(192本の電極)を挿入できる脳神経外科用ロボットも製作した。
✔️それらによって実現されるブレインマシンインターフェース(BMI)は、感覚および運動機能の回復、ならびに神経学的障害の治療に有望である。
概説
ブレインマシンインターフェース(BMI)は、感覚および運動機能の回復ならびに神経学的障害の治療に有望であるが、臨床BMIは未だ広く採用されていない。
その理由の一つは、控えめなチャンネル数がそれらの可能性を制限したためである。
このホワイトペーパーは、スケーラブルな広帯域幅BMIシステムに向けたNeuralinkの最初のステップについて説明している。
私たちは小さくて柔軟性のある電極「糸」の配列を作った。
配列あたり最大3,072の電極が96の糸に分散している。
毎分6本のスレッド(192本の電極)を挿入できる脳神経外科用ロボットも製作した。
表面の脈管構造を避け、特定の脳領域を標的とするために、各糸をミクロン精度で個々に脳に挿入することができる。
USB-Cケーブル1本で、デバイスから全帯域幅のデータストリーミングを提供し、すべてのチャンネルから同時に録音できる。
このシステムは、慢性的に植え込まれた電極において最大85.5%の急上昇収率を達成した。
NeuralinkのBMIへのアプローチは、これまでにないパッケージ密度とスケーラビリティを臨床的に適切なパッケージにまとめた。
論文著者
出版情報
Posted July 17, 2019.
The copyright holder for this preprint is the author/funder, who has granted bioRxiv a license to display the preprint in perpetuity. It is made available under a CC-BY-ND 4.0 International license.
■サポートのお願い
AIDBを便利だと思っていただけた方に、任意の金額でサポートしていただけますと幸いです。