“一晩”の「睡眠中の脳波」をAIで調べて、その人が将来パーキンソン病やアルツハイマー病になるリスクを推測できるとの報告。
スタンフォード大が中心となり、睡眠医学、脳神経内科、AI研究の専門家が集まっています。デンマーク工科大、ワシントン大、Together AIなど各国の研究機関が参加した大規模な共同研究です。
約12万4000件の睡眠データを対象に、人間の研究者が「こういう方向で調べて」と指示を出し、AIが仮説づくりからデータ処理、分析まで担当する仕組みを検証したとのこと。
以下は、見つかったことの例です。
■睡眠中に脳と脳、脳と心臓の連携が弱い人ほど、後にパーキンソン病やアルツハイマー病になりやすかった
■不眠症と睡眠時無呼吸を併発している人は、実は不眠症より無呼吸に近い体質だった。違いは「呼吸の乱れ」ではなく「一度目が覚めると眠りに戻りにくい」点にあった
これまで数ヶ月かかっていたような分析の準備が1時間ほどで済み、夜に投げれば翌朝には結果が見られる状態にできたそうです。
特定分野でのAI応用が価値を創出することが期待されていますが、「睡眠」も一つの好例になるかもしれませんね。