「人間に対する信頼」が低い人ほどLLMを頼る傾向が強い、という調査結果が報告されています。
ここで言う人間とは周りの大人や友人を指します。
人間に失望した人が「せめてLLMなら中立的で偏見がないだろう」と期待して頼りにする心理メカニズムだと考察されています。一種の代替行動です。
ただし、どんな質問をするかによって選択が変わります。
事実を知りたいときはLLMが圧倒的に選ばれるものの、感情的・道徳的な問題では相談相手として人間が選ばれがちです。
なお、テクノロジーに詳しい人ほど相談相手として盲目的にLLMを選ばないという傾向も確認されています。
こうした状況から「便利だから使う」という論理だけではAIに対する人々の行動は説明できず、もっと複雑な心理的メカニズムがあるという見方ができます。
人間への不信がAIへの信頼を生み出すという構図が浮かび上がっているとも言えます。
📄 参照論文
Trust in AI emerges from distrust in humans: A machine learning study on decision-making guidance
所属: University of La Sabana