GPT-5が医師のように死因を判定できるかどうかを調べたところ、かなり役立つという結果が出ています。
病院以外で亡くなる方には、医師による正式な死亡診断書が出せないケースが多いことが問題になっています。
途上国ではとくに多い社会問題です。
現在は、そんなとき家族や目撃者から話を聞いて死因を推定する手段が使われています。この作業は専門家や統計的な手法で行われています。
研究者たちはGPT-5に同じ作業をさせてみました。すると、これまでのやり方よりも正確に死因を特定できることが分かりました。
母親の出産時の死亡や交通事故のような、特徴がはっきりした死因についても非常に高い精度で識別できました。
ただし完璧ではありません。心筋梗塞と脳卒中のように症状が似ている病気を区別するのは依然として困難で、地域によって性能にばらつきもありました。
しかし、市販のLLMを使用することで医療インフラが不十分な地域でも、より正確な死因統計を得られるようになり、公衆衛生政策の改善につながる可能性があるのは新しい展開です。
📄 参照論文
LAVA: Language Model Assisted Verbal Autopsy for Cause-of-Death Determination
所属: Johns Hopkins University, University of Washington