AIで10億人規模の人口をシミュレーションできるシステムを開発したとの報告。
一人ひとり異なる性格や背景を持つAIエージェントが10億人それぞれ実際の人間のように考えて行動します。
このシステムを使った仮想的な社会実験では、「社会的地位が高い人ほど他人を信頼しやすい」「教育レベルが高い人ほど親切に振る舞う」現象が観察されました。人数が増えるほど鮮明になったとのことです。
SNSで意見がどう広まるかを調べられ、インフルエンサーの意見が何億人もの考え方を大きく左右してしまうことも分かりました。
また、教育レベルの高い人は他人の意見を変えやすい一方で、自分の意見は変えにくいという特徴も明らかになりました。
こうした技術を応用すると、現実で確かめるのはリスクが高いこと(例えば政策など)を念入りに仮想実験できるようになるかもと期待されています。
📄 参照論文
Modeling Earth-Scale Human-Like Societies with One Billion Agents
所属: Zhongguancun Academy, Zhongguancun Institute of Artificial Intelligence, Shenzhen University