ネコの医療行為における痛みのケアは不十分
ネコの医療行為を行う際、痛みのケアが見落とされがちで、たとえば犬などと比較して処方される鎮痛剤の量が少なかったりする。この原因は、ネコの痛みに関する情報が欠如しており、ネコの痛みの評価が困難なためである。
こうした問題を解決するために、これまでに行動を評価ベースとした2種類の痛み評価手法が考案された。ひとつはUNESP-Botucatu multidimensional composite pain scale で、もうひとつは Glasgow composite measure pain scale-feline(rCMPS-F)である。また、その他にも、表情から痛みを検出する評価手法である様々な動物用にGrimace scaleが考案された。
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カナダにあるモントリオール大学のMarinaら研究者は、こうした状況に着目し、これまで使用されてきたGrimace scaleを改良し、ネコの痛みに特化した指標(FGSスコア)の作成を試みた。結果、鎮痛剤投与後にFGSスコアが減少するなど、信頼性の高い指標ができた。
ネコ専用の”痛みスコア”の考案
Marinaらの研究のポイントは以下の通りだ。
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