ニジマスをサケとして売る悪徳業者の存在
こんにちは。釣りを趣味としながらAI開発を本業としています、つりくず(@kuzu_tsuri)です。今回は、釣りとはやや離れますが、魚の偽装をテーマにした論文を紹介したいと思います。
日本国内では、過去に食肉の偽装事件が世間を大きく騒がせたことはあれど、魚を偽装するという話はあまり耳にしたことがないかもしれません。しかし、世界レベルで見ると、残念ながら魚を偽装する悪徳業者が存在します。
ターゲットとなるのは、あの美味しいサケです。特に中国市場では、タイセイヨウサケの輸入量が非常に多く、供給量がしばしば不足する事態も発生しています。
そこで悪徳業者は、サケと似た魚肉を持つニジマスに着目しました。ニジマスはサケと比較して非常に安価で入手することが可能なため、サケにニジマスを混ぜて出荷することで、粗悪なサケ商品を流通させてしまっているのです。
このような問題を解決するため、中国農業大学のChenら研究者は、AIによるサケとニジマスの混合物検知に取り組みました。
機械とルールで魚の混合物を見破る
Chenらの研究のポイントは以下の通りです。
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