最近、頼みごとを文章で返すだけでなく、実際に手を動かしてくれるAIが増えてきました。予定を入れる、メールを下書きして送る、コードを書いてそのまま保存する。こうした動きは、裏側で「ツール」と呼ばれる部品に支えられています。
ツールを標準的な形でAIに渡す仕組みとして、MCP(Model Context Protocol)が広まっています。公開されているMCPのツールをまとめて数え上げれば、AIエージェントが今どんな仕事に使われているのかが見えてきます。

本記事では、公開されているAIエージェント用ツールを大規模に分析した調査を紹介します。どの領域でどう使われているのか、ここ1年ちょっとで何が変わったのかを順に見ていきます。
たとえば、社内の営業担当がAIに「取引先に見積もりを送っておいて」と頼んだとします。少し前までは、文面の下書きが返ってくるだけでした。今は、メール送信、カレンダー更新、請求書作成までを一気に片付けてくれる構成が現実になりつつあります。裏側ではいくつものツールが順に呼び出され、それぞれが担当の仕事をこなしています。
こうした変化が実際どこまで進んでいるのか、数字で追いかけた調査が出てきました。