「AIで仕事がなくなる」と言われ続けて何年か経ちました。失業率を眺めるかぎり、いまのところ目立った異変は見当たりません。統計を信じれば、AIで雇用はまだ動いていないことになります。
ところが視野を新人世代だけに絞って入職データを追いかけると、別の輪郭が浮かんできます。プログラマやカスタマー対応、データ入力など、Claudeのようなアシスタントに肩代わりされつつある仕事へ新しく就く20代前半の若者の割合が、この1年ほどで静かに下がりはじめています。失業者として可視化されないまま、業界への入り口だけが先にふさがっている可能性があります。

本記事では、こうした見えにくい変化を早期に捉えるためにAnthropicが公開した新しい測り方と、それを米国の労働統計に重ね合わせたときに浮かび上がってきたシグナルを紹介します。