「公共のプールにいて、もう限界。自閉症です。助けて」。パニック寸前の状態で、ある人がChatGPTにこれだけ打ち込みました。すると、その場で落ち着くための手順が返ってきた。人間相手なら事情を説明するだけで精一杯な場面で、たった一文で助けが来る。
人付き合いが苦手な人のあいだで、ChatGPTが「通訳」として使われ始めています。

職場のメールのトーンを整えてもらったり、相手の曖昧な言い回しの裏を読み解いてもらったり。
本記事では、こうした当事者のSNS投稿約4,000件を分析した研究を中心に、この「AI通訳」がどんな場面で力を発揮しているのか、そしてうまく付き合うために知っておきたいことを紹介します。
まずは当事者たちの具体的な使い方から見ていきます。
ChatGPTが「通訳」になっている
一番多い使い方は、言い方を丸くしてもらうこと
人付き合いが苦手な人がChatGPTをどう使っているか。約4,000件の投稿を調べた研究で、一番多かった使い方は「自分の言葉を、相手に角が立たない言い方に変えてもらう」でした。全体の36%がこれです。