自分以外のために何かを選ぶ時、人はどう行動する?
投資をするか、貯蓄をするかを選ぶ時など、我々が自分のために何かを決める(意思決定する)ときには、報酬を得る挑戦的な選択肢よりも、リスクを回避する無難な選択肢を選びがちになると言われている。一方、自分ではなく他者のために何かを決めるにはどうだろうか。人が他者のために意思決定するときの特徴に関する研究は、これまであまり進んでいなかった。
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順天堂大学の小川昭利ら研究者は、他者のための意思決定プロセスはまだあまり理解されていないという課題に着目し、くじ箱選択実験とfMRI実験を実行した。結果、人は他人のために意思決定をする際、よりリスクに中立的になることがわかった。
「他者のため」と「自分のため」、選び方は変わるか
小川らの研究のポイントは以下の通りだ。
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