ゲーム開発に役立つ?AIでプレイヤーの熟練度を判定できることが明らかに!(AI×エンタメ)【論文】

   

オンラインゲームは、スポーツであり、研究対象だ。

課題:ゲームプレイヤーを分析したい

スマートフォンゲームは、毎日数多くリリースされ、その多くはユーザから注目もされずに静かに終わりを告げる。スマートフォンゲームの成功のためには、少なくともプレイされることが前提であり、各社はユーザに興味引かせるためのCMを出すことにしのぎを削っている。

とはいえ、潤沢な広告宣伝費がある企業ばかりではないため、効率的にエンドユーザの興味を引くことが重要である。そのためには、ゲームプレイヤーの認知的側面を分析する必要性がある。分析手段の一つは、ゲームプレイ中のユーザがどのような刺激に反応するかを直接見るために、脳の活動を見る方法である。

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ゲームプレイ中のユーザの脳活動を見る研究としては、実際どのような研究が行われているのだろうか。今回は、パキスタンのタクシラ大学のAnwarらの研究を紹介したい。

彼らは、ゲームプレイ中の人間の脳の活動を記録するために、脳波(Electronicencephalography、EEG)を使用した。市販の14チャンネルを提供する脳波ヘッドフォンを利用し、記録された脳波を分析することによって、プレイヤーを初心者と上級者に分類したのだった。

テーマ:脳波を用いてゲームプレイヤーの熟練度を分類する

まずはAnwarらの研究におけるミッション・手法・結果をまとめた。

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