最新研究をサクっとキャッチアップできる「今週の5本」シリーズ。今週のメディカルAI編では、以下の5つの最新研究に注目していきます!医師であり手術支援AI開発企業のCEOである、河野健一先生からのコメント付き!(バックナンバーはこちら)
目次
新型コロナウイルスの感染リスクをAIアプリで判断
血液成分から肥満リスクを推定
AIの画像認識で、未診断の画像からがんの種類を予測
手の震えをAIで予測、運動障害支援ロボット
「睡眠分析にはAIが必要」米国睡眠アカデミーが声明
新型コロナウイルスの感染リスクをAIアプリで判断
新型コロナウイルスの検査人数増加に伴い、医療従事者がリソース不足に陥る「医療崩壊」が話題になっています。重症患者の治療を優先するためには、患者ごとにリスクを正しく見積もる必要があります。
アメリカのオーガスタ大学の研究者らは、新型コロナウイルス感染リスクを判断できる、AI搭載型のアプリを提案しました。年齢、性別、人種、中国へ旅行した人との接触歴などの情報や、発熱や頭痛などの症状に関する質問に答えることで、AIが感染リスクを4段階で判断してくれます。このアプリは、本当に病院に行くべきかどうかの判断に役立つでしょう。
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血液成分から肥満リスクを推定
肥満は外見の良し悪しに影響するだけでなく、糖尿病や高血圧といった生活習慣病のリスクを高めます。健康に長生きするには、肥満を解消することが望ましいです。
ブラジルのカンピーナス大学の研究者らは、患者の血液サンプルの質量分析データから、肥満や生活習慣病リスクのある成分(バイオマーカー)をスクリーニングするソフトウェアを開発しました。このソフトは、機械学習アルゴリズムのランダムフォレストによって発見された18つの肥満関連成分を検出します。得られた結果は、患者への適切な生活指導に役立てることができるでしょう。
ソース:Novel blood test points to risk of weight gain and diabetes
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