あるジョークを別の言語に翻訳したときに、もとの面白さが失われてしまう問題を嘆いた研究者らは、「AIにジョークの適切な翻訳をさせる方法」を心理学の理論に基づいて編み出しました。
基本手順はシンプルで、
1. ジョークを分析し、面白さの仕組みを理解する
2. 分析内容を翻訳する
3. 翻訳先の言語で新しいジョークを作り直す
という3ステップです。
実験の結果、この方法で翻訳したジョークは、これまでのどんなアプローチよりも優れており、面白さが約8%、文章の自然さが約3%、内容の一貫性が約6%向上しました。
(面白さの測定方法には議論の余地があるかもしれません)
要するに、AIにジョークをただ翻訳させるのではなく、まず面白さの仕組みを理解させる工程が重要だったいう結論です。
なお、ジョークの構造理論(話題、角度、オチ)も組み込むと、より一層面白い翻訳ができるようになるそうです。
📄 参照論文
Psychology-Driven Enhancement of Humour Translation
所属: University of Auckland, Singapore University of Technology and Design, Queen Mary University of London