次回の更新記事:ClaudeやCodexに匹敵するとされるオープンモデル「Kimi K3」が公開、性能とコストの報告を整理する(公開予定日:2026年07月29日)

異なる思考プロセスの協調でLLM性能を最大化するPoTRE

推論・思考(論理推論、Chain-of-Thought、数学的推論、問題解決)

📝 これは「短信」です ― AIDBリサーチチームが独自の視点で論文を紹介する、カジュアルで読みやすいコンテンツです。

同じLLMでも、考え方の異なる4人に分けて別々に解かせてから統合すると、ひと回り大きいモデルを単体で使うよりほぼすべての設定で成績が良くなるとの報告です。
Googleの研究者らによる検証。

①提案役と批判役が議論して詰める
②計画を立てて実行と検証に分ける
③多数の候補を一気に出して選ぶ
④素直に順を追って考える
⑤(これらを並列に走らせ、)最後に統合役が答えを選ぶ

同じモデルを何度も回して多数決を取る手法より強い。
その理由は、考え方が同じだと間違い方まで揃ってしまう点にあるそうです。

なお、常に4役すべてを使うのが最善とは限らず、タスクの性質に合わせて1役を外すと、消費トークンが減った上で精度がむしろ上がる場合がありました。
統合役に渡す情報が多すぎると、かえって判断を濁らせるようです。

こうしたテクニックは、最近になって「サブエージェント」という概念が民主化してから再燃している印象があります。

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