次回の更新記事:人間の脳を模したAIの記憶システムを作成する方法(公開予定日:2026年06月02日)

3Dポケモン環境でLLMエージェント苦戦

ゲーム・強化学習(ゲームAI、強化学習、報酬設計)

📝 これは「短信」です ― AIDBリサーチチームが独自の視点で論文を紹介する、カジュアルで読みやすいコンテンツです。

2Dではなく3Dのポケモン(レジェンズ Z-A)を画面映像だけでプレイさせたらどうなるか。中国・シンガポールの研究チームが「PokeGym」というテストを作って実験しました。

結果は、3Dになった途端にAIが大苦戦するというものでした。
タスクは「街を歩いて目的地に移動する」 「建物に入ってホテルのオーナーに話しかける」といった、人間なら迷わずこなせるレベルのもの。

丁寧に手順を教えた条件では、GoogleのGemini-3-Proが成功率約74%で首位、GPT-5.2が約57%、Claude Sonnet 4.6が約58%。
一方で、目標だけ伝える条件ではGPT-5.2が60%でトップに立つ一方、Gemini-3-Proは57%に後退しました。

最大の失敗原因は「壁や障害物に引っかかって動けなくなること」。
「君、詰まってるよ」とテキストで教えても逆に成績が下がったといいます。

なお、本研究はポケモンの権利者である任天堂・株式会社ポケモンの許諾を得たとの記載がなく、ゲームのメモリを直接読み取る手法も使われています。商用ゲームのAI研究利用をめぐる権利問題は未整備のままであり、この点には留意が必要かもしれません。

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