研究者たちは、人の発言から「認知の歪み」を自動的に見つけ出すシステムをLLMベースで作れると報告しています。
また、まず感情、次に論理的な思考、そして行動と3つに分けて見ることで、こうした歪みをより正確に見つけられるということを発見したそうです。
認知の歪みというのは、例えば「一度失敗したからもう終わり」というような極端な考え方や、「みんなが私を嫌っているに違いない」という根拠のない思い込みのことです。
なお、モデルはそれぞれ異なる種類の認知の歪みを見つけ出す傾向があります。意見を組み合わせるとよい場合があります。
さらに、国と年齢が違うと、同じような認知の歪みでも表現の仕方が全く違うことも明らかになりました。これは検出精度に大きく影響します。
世界の人口の半分が生涯で何らかのメンタルヘルスの問題を経験するとも言われているため、こうした技術は活用が期待されます。
📄 参照論文
Multi-View Attention Multiple-Instance Learning Enhanced by LLM Reasoning for Cognitive Distortion Detection
所属: Gachon University, Korea Telecom Research, Yonsei University