近年のAI技術の発達に伴い、世界各国の企業もAIを活用したビジネスを展開し始めている。「AIビジネスモデル図解」シリーズでは、各企業のAIビジネスを図解し、AIの社会実装への理解を深めていく。
今回取り上げる企業は、中国全体で使われている検索サービス「百度(バイドゥ)」運営のバイドゥだ。
バイドゥのAI戦略
バイドゥは2001年に設立され、中国のGoogleとも言うべき巨大な検索システムを構築した。それが社名と同じサービス名のバイドゥである。
バイドゥは中国全土的に利用されており利用数はGoogleに次いで世界2位であるが、検索システムの成功に飽き足らず、2014年からAIの研究を本格化させて更なる巨大市場へ挑戦を行なっている。
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彼らのAIサービスラインナップは、上の図にある「DuerOS」、「Apollo」、AI開発のプラットフォームである「PaddlePaddle」「iOCR」「EasyDL」「AI Studio」だ。
これらは全てバイドゥ社の新規事業のために開発・展開されており、そのうちのいくつかは既に大きく売上げている。その代表的な事業がDuerOSであり、2019年8月にはDuerOS搭載のスマートスピーカーが450万台の出荷を達成してGoogleを抜いた。
本記事では、以下にDuerOSのビジネスモデルを描く。
DuerOSのビジネスモデル
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