こんにちは。アイブンライターの飯田です。
商業的に価値があると判断されたAIの技術は特許として出願されます。それらの情報を集めれば、いま企業間で競争が行われているAIの開発内容が見えてくることでしょう。
今週は清掃に関するAIシステムをはじめとした計5本の特許を紹介します!
今週のラインナップ
1. トイレ清掃を適切なタイミングで実施(SMARTCLEAN TECHNOLOGIES, PTE. LTD)
2. ゲームのキャラクターを自動で操作可能に(株式会社スクウェア・エニックス)
3. AIアシスタントの電力を効率化(SHENZHEN SKYWORTH-RGB ELECTRONIC CO., LTD.)
4. テキストに合ったイメージ画像をAIで選定(MediaLab AI)
5. 自動走行中にリアルタイムでアラート警報(StradVision, Inc.)
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トイレ清掃を適切なタイミングで実施
出願元:SMARTCLEAN TECHNOLOGIES, PTE. LTD(公開日:2020年8月6日)
シンガポールのSMARTCLEAN TECHNOLOGIES, PTE. LTDは、掃除スケジュールを決めるAIシステムを開発しました。
公衆トイレや商業用のトイレは多くの場合、従業員の方が定期的に訪問を行い、チェックリストに沿って掃除を実施します。定期的に掃除をしておりますが、マネージャーが洗面所の清掃が不十分と判断した場合、頻度を多くして清潔さを保つようにします。
しかしながら、トイレの使用量は時間帯やイベントによる交通量によっても変化するため、単純に頻度を増やすだけでは人員が増えてしまうだけで非効率になってしまいます。
そこでSMARTCLEAN TECHNOLOGIES, PTE. LTDは、掃除スケジュールを決めるAIシステムを開発しました。
本システムでは、洗面所内にセンサーを取り付け、使用状況だけでなく、ガスや湿気、水質などを測り、リアルタイムで異常がないかどうか確認します。そこで異常があった場合、アラートを出して、清掃するように促します。
上記の対応することにより、清掃が必要なタイミングで清掃を実行することができるので、常に清潔さを保つことができるようになります。
ライター飯田のコメント
学生時代にコンビニでアルバイトをしていた経験があり、どんなに細かく定期的にトイレチェックをしても汚れてしまう時があったため、必要な時に清掃ができれば多くの人にとっても利便性を高めるソリューションだと感じました。
特許の詳細:SYSTEM AND METHOD FOR PREDICTIVE CLEANING
関連記事:自宅で尿検査できるスマートトイレ登場!ほか 医療AI研究5選
ゲームのキャラクターを自動で操作可能に
出願元: 株式会社スクウェア・エニックス (公開日:2020年8月6日)
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