こんにちは。アイブンライターの飯田です。
商業的に価値があると判断されたAIの技術は特許として出願されます。それらの情報を集めれば、いま企業間で競争が行われているAIの開発内容が見えてくることでしょう。
今週はアクセンチュアによるデザインAIをはじめとした計5本の特許を紹介します!
今週のラインナップ
1. デザインイメージをAIで決定!(アクセンチュア)
2. 会計システムをより簡単に!(ファーストアカウンティング株式会社)
3. 新しい用語にも対応するテキスト検索(株式会社日立製作所)
4. 物流の救世主!(トーヨーカネツソリューションズ株式会社)
5. 家電がいつ壊れるか予測(サムスン)
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デザインイメージをAIで決定!
出願元:ACCENTURE GLOBAL SOLUTIONS LIMITED(公開日:2020年7月30日)
アイルランドのACCENTURE GLOBAL SOLUTIONS LIMITEDはビジュアル最適化のAIシステムを開発しました。
日本ではグッドパッチという美しいUI/UXをデザインする会社が上場したように、デザインに関する需要は年々高まっております。綺麗なデザインは顧客エンゲージメントを高め、ブランディングにも繋がり、多くのビジネスを創出いたします。
しかしながらUI/UXの実現を行うには、モックアップやワイヤーフレームを作成し、ユーザー分析を実行しながら繰り返し作り上げていく必要があったため、多くの開発リソースを投入しなければならないという課題がありました。
そこでACCENTURE GLOBAL SOLUTIONS LIMITEDはビジュアル最適化のAIシステムを開発しました。
設計者側で作成したコンテンツをAIシステムに入れ込んだ後、AIがデザインの要素を収集し、最適なレイアウトを決め、設計者がすぐにモックアップを確認できるように出力します。
レイアウトを決める際には視覚的注意予測も含まれているため、ユーザーの視覚傾向も考慮してレイアウトを決めるため、より早くモックアップを作成することが可能になります。
このシステムにより設計生成と検証を並行して実行することができるため、時間の節約及び効率化を向上することができるようになります。
ライター飯田のコメント
UI / UXはAdobeのXDでモックアップを作られており初期のデザインが出てくるまで時間を用意しておりましたが、このシステムではすぐに出来上がるため、ユーザーにとってもデザイン会社にとっても価値があるシステムと感じました。
関連記事:【AI時代のクリエイティブ】Adobe Senseiの論文読んだらすごかった【論文】
会計システムをより簡単に!
出願元:ファーストアカウンティング株式会社(公開日:2020年7月29日)
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