マラリアは主にアフリカの人々にとっては深刻な病気である。薬への耐性を獲得してしまうマラリアには、新たな治療薬が求められている。
課題:薬剤耐性を獲得したマラリアには薬が効かない
抗マラリア薬は、世界中で拡大している新型コロナウイルスに対して有効な治療効果を示すかもしれないとして注目されている。一方で、マラリア原虫が薬剤耐性を獲得してしまう問題もあり、抗マラリア薬の新薬開発は急務の課題となっている。
マラリア原虫のゲノム配列解析により、プロテインキナーゼという酵素が治療標的として期待されている。そこで、プロテインキナーゼに対して活性を持ち、耐性菌に対して有効な効果が見込める化合物を特定すれば、薬剤耐性を克服した新規抗マラリア薬の開発が実現できるかもしれない。
重要なお知らせ:AI分野のお仕事マッチングサービス「AIDB HR」を開始しました!登録後はオファーを受け取るだけのシンプルなサービスです!現在、期間限定で、ギフト券が必ずもらえる新規登録キャンペーンも行っています。
薬剤耐性を獲得したマラリアに対して有効な治療薬を特定するという課題において、実際にどんな研究が行われているのだろうか。ブラジルにあるゴイアス連邦大学のMarilia N. N. Limaら研究者の発表を紹介したい。
彼らは、熱帯熱マラリア原虫の耐性株で活性を持つ化合物バーチャルスクリーニングを行うことで、新規抗マラリア薬候補の特定を試みたのだった。
テーマ:耐性を克服する新規抗マラリア薬候補を特定する
まずはMarilia N. N. Limaらの研究におけるミッション・手法・結果をまとめた。
また記事の購読には、アカウント作成後の決済が必要です。
※ログイン/初回登録後、下記ボタンを押してください。
AIDBとは
プレミアム会員(記事の購読)について
■サポートのお願い
AIDBを便利だと思っていただけた方に、任意の金額でサポートしていただけますと幸いです。