次回の更新記事:会議出席代行システム LLMでどこまでできるか(公開予定日:2025年02月25日)

倉庫のピッキング作業、AIにバトンタッチできるか(AI×ロボット)【論文】

   

倉庫の自動化が急ピッチで進められている。今回は「万能なピッキングアーム」にまつわる研究を見ていこう。

もくじ
1.課題:汎用性の高い倉庫の自動化システムが求められている
2.テーマ:強化学習を用いてピッキングアームを制御する
3.目的:柔軟性なピッキングシステムを構築する
4.手法:2つの深層強化学習で移動とピッキングを制御
5.結果:ピッキング操作の学習は可能だった

課題:汎用性の高い倉庫の自動化システムが求められている

アメリカのEC大手Amazonの従業員8人が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で亡くなった。この問題に関わらず、Amazonの労働環境はたびたび問題視され、また潜在的な物流業界の人手不足も相まって、倉庫の自動化の検討は最優先で進められている。

すでに倉庫の自動化は大きく進んでいる。しかし、あらゆる状況に対応できる汎用性に富んだシステムが存在しなければ、最終的な完成系とされる完全自動化にはほど遠い。

今回は、倉庫内のピッキングアームに着目し、汎用性に富んだアームとして実業界から注目を集めている、スペインのNPO法人Teknikerの研究者Ander Iriondoらの研究を紹介したい。

彼らは、ロボットの柔軟性を高め、ピッキング操作範囲を拡張するために、移動式ピッキングマニピュレータのシステム設計を進めたのだった。

テーマ:強化学習を用いてピッキングアームを制御する

まずはAnder Iriondoらの研究におけるミッション・手法・結果をまとめた。

当サイトの利用にはAIDBのアカウントが必要です。
また記事の購読には、アカウント作成後の決済が必要です。



※ログイン/初回登録後、下記ボタンを押してください。

AIDBとは
プレミアム会員(記事の購読)について

■サポートのお願い
AIDBを便利だと思っていただけた方に、任意の金額でサポートしていただけますと幸いです。


AIDBとは


AIDBは、論文などの文献に基づいてAIの科学技術や市場にキャッチアップするためのサービスです。個人の研究や仕事探し、法人の調査や採用を支援します。2019年から運営しています。

プロフィールを登録すると
仕事のオファーが届きます

プロフィール登録
PAGE TOP