最新研究をサクっとキャッチアップできる「今週の5本」シリーズ。今週の創薬AI編では、以下の5つの最新研究に注目していきます!
今週のラインナップ
1. がんの薬物反応性をAIで予測
2. タンパク質機能をAIで予測
3. 遺伝子発現と薬物間相互作用の関係をAIで予測
4. タンパク質の細胞内局在をAIで予測
5. 抗がん剤の効果をAIで予測
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がんの薬物反応性をAIで予測
それぞれの患者における薬物応答性の正確な予測は、個別化医療における重要な課題です。近年では、ニューラルネットワークがタンパク質構造予測や医薬品開発における多くのアプリケーションの開発に貢献しています。同様に、がん細胞における様々な薬物治療を正確に予測するためにも、新しいディープラーニングプラットフォームの開発が期待されています。
米テキサス州立大学の研究者らは、薬物に対するトリプルネガティブ乳がん(TNBC)の細胞応答を予測するためのJavaベースのディープラーニングモデル(JavaDL)を構築しました。結果、本モデルは、kNNおよびSVMなどの他の機械学習モデルより高い予測パフォーマンスを示し、R2値は0.80でした。さらにこれらの結果は、JavaDLが、乳がんだけでなく異なる疾患に対する新たな生理活性物質の発見や設計のためのツールとしても使用できることを示唆しています。
ソース:JavaDL: a Java-based Deep Learning Tool to Predict Drug Responses.
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タンパク質機能をAIで予測
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