「複合材料」という言葉を聞いた事があるだろうか?
自然界から採れる材料を複数混ぜることによって、目的の機能を持った材料をつくる技術が注目されている。複合材料は、自動車、自転車または宇宙機など、便利だが危険が伴うために頑丈さが求められる製品に役立つ場合が多い。
複合材料を多く手がける「帝人」の2016年の売上高は7907億円、経常利益は603億円と好調の一途を辿っている。彼らの利益のうち20%以上が複合材料による製品なのだ。
そんな複合材料は、数多くの研究がされてきたものの、系統だった知識やものづくりのためのソフトウェア、フレームワークは豊富ではなかった。
というのも、その「ものづくり」の考慮すべきパラメータが多岐にわたるためだ。
さて、AI技術の得意とするところは、数多くのパラメータが存在する問題に対して、帰納的に法則性を見出すところである。それが、複合材料のものづくり技術のフレームワークづくりに役立つのではないか?
研究者らは、初めての試みに乗り出した。
人工知能はものづくりのプロたり得るか
(Featured AI) Can AI be a professional of industrial engineer? (Publication)
M. E. Schatz, “Enabling Composite Optimization through Soft Computing of Manufacturing Restrictions and Costs via a Narrow Artificial Intelligence”. J. Compos. Sci., 2(4), 70 (2018). について
DOI: 10.3390/jcs2040070
概説
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