いまのスマートホームの住人は、デジタルネイティブに限る?
モノのインターネット(IoT)の浸透により、多くのデバイスがインターネットと接続し、豊富なサービスの提供が可能となった。そのうち最も一般的なのは、「スマートホーム」と呼ばれる、IoTやAIを活用して安全・安心な暮らしを実現する住宅だろう。スマートホームではデバイスをリモートで制御・管理が可能となる。
例)20:00になったら部屋の電気をONにする
こうした機能は便利ではあるが、高齢者等が簡単に操作できるとは言い難いという欠点がある。
フランスのブルゴーニュ大学のGeorge Alexakisらは、IoTとNLP*を組み合わせて、高齢者や障害のある人、テクノロジーに慣れていない人でも、デバイスと対話することでスマートホームの制御・監視ができるIoT Agentを開発した。
*NLP:Natural Language Processing(自然言語処理)の略。
NLPのシステムにはGoogleのAPIを使用して学習を行っている。つまり、George Alexakisらが強調したい点は技術刷新ではなく、サードパーティのAPIとオープンソースの技術を用いて、パフォーマンスを損なうことなく多層アーキテクチャの新しいIoTアプリケーションを構築するという点にある。
簡単にスマートホームを制御・監視できるIoTアプリの開発
George Alexakisらの研究のポイントは以下の通りだ。
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