建築分野はAI応用の宝庫
読者は、歴史的な建築物を見たことがあるだろうか?遺産に選ばれる建築物は様々な装飾が施されていたり、各時代や土地柄を象徴する特徴が見られる。それらの部分的な構造を収集することで、メンテナンス時や3D化技術に役立てることができる。万が一火災で一部が消失した場合にも、再建の手助けとなるだろう。
しかし、このような文化的遺産にはまだAIなどの技術はほとんど応用されておらず、これからの活用の可能性が広い。
イギリスのウェールズ建築学校のPezzicaらは、ディープラーニングを用いて歴史的建築物の部分的構造の分類を試みた。その結果、8割超えの精度で建築構造の分類に成功した。
複雑な建築構造でもAIは分類できる
Pezzicaらの研究のポイントは以下の通りだ。
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