
社内でAIエージェントを試している方なら、不本意にも立ち止まった経験があるかもしれません。デモではうまく動きました。社内ハッカソンでも盛り上がりました。いざ本番の開発ワークフローに組み込もうとすると、現場のエンジニアが首を縦に振りません。理由を聞くと「動くのはわかる、ただし通す根拠がない」と返ってきます。
似たような壁にぶつかる組織は、規模や業界を問わず広がっています。むしろ大企業や安全規制のある業界のほうが先まで踏み込んでいるという、直感に反する構図も見えてきました。能力はあります。とはいえ本番には乗りません。
本記事では、産業界の現場へのインタビュー調査を通して、現場が直面している壁が何で構成されているのか、すでに先行している組織がどう向き合っているのかを紹介します。