アルツハイマー病は世界的な病気だが、未だ治療薬はない。AIは治療薬候補の発見に役立つのだろうか。
課題:有望なアルツハイマー病治療薬候補を見つける
アルツハイマー病は、認知障害や短期記憶喪失などの障害を生じる神経変性疾患の一つである。世界中で4700万人が認知症で生活していると推定されており、予測によれば、2050年までに症例数は1億3100万人を超えるとされる。
アルツハイマー病の原因とされる脳内アミロイド斑の必須成分は、アミロイドβであり、ベータ-セクレターゼ(BACE1)という酵素により切断させて生成される。近年では、このBACE1の阻害剤が有望な治療薬として期待されており、機械学習を用いた阻害剤の予測手法の開発が進められている。
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アルツハイマー病の治療薬の予測手法の開発としては、実際にどんな研究が行われているのだろうか。アルゼンチンにあるナシオナルデルスール大学のIgnacio Ponzoniら研究者の発表を紹介したい。
彼らは、最小限の分子記述子を選択することで、BACE1阻害剤を予測するための新しい定量的構造活性相関(QSAR)モデルの構築を試みたのだった。
テーマ:BACE1阻害剤の予測モデルを構築する
まずはIgnacio Ponzoniらの研究におけるミッション・手法・結果をまとめた。
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