大切な人の命をつなぐ「創薬AI」研究 #今週の5本(2020年5月第5週版)

   

重要なお知らせ:AI分野のお仕事マッチングサービス「AIDB HR」を開始しました!登録後はオファーを受け取るだけのシンプルなサービスです!現在、期間限定で、ギフト券が必ずもらえる新規登録キャンペーンも行っています。



最新研究をサクっとキャッチアップできる「今週の5本」シリーズ。今週の創薬AI編では、以下の5つの最新研究に注目していきます!

今週のラインナップ
1. 効果的な既存薬の転用をAIで予測
2. 最適な薬物設計をAIで予測
3. 化合物間の相互作用をAIで予測
4. タンパク質構造をAIで予測
5. がん患者に特有の遺伝子をAIで予測

効果的な既存薬の転用をAIで予測

薬物転用とは、すでに承認された薬の新しい用途を見つけることであり、費用と時間のかかる創薬プロセスを効率化することができます。例えば、現在では、COVID-19の治療に既存薬の転用が期待されています。薬物を効果的に転用するには、どの薬物がどのタンパク質の標的になっているのかを知ることが重要です。

オーストラリアのディーキン大学の研究者らは、薬物と標的タンパク質の親和性(DTA)予測のために、GraphDTAと呼ばれる新しい深層学習モデルを開発しました。その結果、ある固有の分子構造を持つ薬物は、常にDTAの予測が容易である傾向を発見しました。今後は、薬物を3Dで表すことで、モデルのパフォーマンスがさらに向上することが期待されます。

ソース:GraphDTA: Predicting drug–target binding affinity with graph neural networks.

関連記事: 新型コロナウイルス関連AI論文一覧

最適な薬物設計をAIで予測






当サイトの利用にはAIDBのアカウントが必要です。
また記事の購読には、アカウント作成後の決済が必要です。



※ログイン/初回登録後、下記ボタンを押してください。

AIDBとは
プレミアム会員(記事の購読)について




■サポートのお願い
AIDBを便利だと思っていただけた方に、任意の金額でサポートしていただけますと幸いです。






masashi

投稿者の過去記事

大学院では薬学の研究を行っていました。主に創薬・製造・金融分野におけるAI活用を掘り下げたいと思います。Twitter:@masa05240112

PAGE TOP