人間の動きを真似するオウム型AIロボットをご紹介(AI×ロボット)【論文】

   

人間とロボットの意思疎通を促す技術

人を楽しませるロボットを設計するには、人間とロボットの間に自然な相互作用が生まれるような設計が重要である。相互作用の方法としては、視覚や音声、ジェスチャーなど、さまざまなものが検討されている。特に、ジェスチャーを主体とする方法では、調査された他の方法よりも、人間とロボットの相互作用の確立に成功しやすいとの報告もある。

「頭部姿勢検出」は、さまざまなアプリケーションで使用されるジェスチャー認識手法の1つだ。頭部姿勢検出は長年にわたってロボット工学で研究されてきたが、頭部姿勢検出を効果的に応用できる分野として、ペットロボットに注目が集まっている。ペットロボットの用途は医療、サービス、娯楽産業に至るまで多岐にわたるが、ペットロボットの分野に頭部姿勢検出技術を用いた研究はまだ前例がない。

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ニュージーランドにあるオークランド工科大学のJ. Bharatharajら研究者は、ロボットが人間社会に浸透しつつある現状において、頭部姿勢検出技術がペットロボット分野にはまだ使われていないということに着目し、ウェアラブルロボット装着者の頭部姿勢を判別し、ロボットがその姿勢を模倣するシステムを開発した。結果、高い精度で判別することが出来た。

高精度で装着者の姿勢を模倣できるウェアラブルロボット

J. Bharatharajらの研究のポイントは以下の通りだ。

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