東京大学やアドビなどの研究者らは、LLMで俳優の「即興劇」を手伝うシステムを作ったとのことです。
俳優がカメラの前で演技をすると、AIがその動きや話している内容を理解して、物語を続けます。
さらに、AIは予想外の展開やキャラクターを提案して、俳優のクリエイティビティを刺激します。
実際に俳優たちに試してもらったところ、AIが自分の演技の意図をちゃんと理解してくれることに感心し、ふだんの練習とは違う「より言語化可能な」即興劇ができると評価しました。
なお、普通なら問題とされるAIの「でたらめな回答」が、逆に俳優にとって良い刺激になるそうです。
予期しないアイデアが出てくることで、新しい発想を生み出せるようになるからです。
また若い俳優が率先してAIを受け入れたそうです。
こうした切り口で演技の世界にAIを導入するのは珍しいものの、俳優が一人の時間でも良い練習ができるようにする優れた応用事例だと考えられます。
📄 参照論文
ImprovMate: Multimodal AI Assistant for Improv Actor Training
所属: Politecnico di Torino, The University of Tokyo, Adobe Research