AIが人間の感情を理解する能力を調べたところ、最近のLLMはどれも人間の平均点を大きく上回ったとのこと。
研究者たちは、人間が受ける感情知能テストを複数のAIに受けさせました。
その結果、人間の正答率が平均56%だったのに対し、AIは81%の正答率を記録しました。
また「新しい感情知能テストを作ってみて」というタスクに対し、元のテストとほぼ同じ品質のテスト問題を作ることも確認。
人間の参加者467人に両方のテストを受けてもらったところ、難易度や信頼性において大きな違いはありませんでした。
いまのAIは平均的な人間よりも感情的な状況を正確に理解し、適切な対応方法を判断できるという解釈にいたります。
感情に関わるストーリーを創作する能力すら持ち合わせています。
ただし、AIが実際に感情を「感じる」わけではなく、あくまで感情に関する知識や判断力において優れているということです。
とはいえ、カスタマーサービス、あるいは教育や医療などの分野で感情的に適切な対応をする役目をAIが担える可能性が高まってきました。
なお、国や文化によって理解レベルが変動することも注意点です。
Nature communications psychology誌掲載論文より。
📄 参照論文
Large language models are proficient in solving and creating emotional intelligence tests
所属: University of Bern, Czech Academy of Sciences, University of Geneva