交渉相手の感情状態を推定しながら適切な打ち手を打つLLMエージェントの設計が考案されています。
実装方法は大まかに以下の通り。
①相手の発言から感情(喜び、悲しみ、怒り、恐れ、驚き、嫌悪、中立)を識別する
②相手がポジティブな感情(喜び、中立、驚き)を示す場合は協力的な姿勢を維持する
③ネガティブな感情(怒り、嫌悪、恐れ)を示す場合は、中立/驚きの反応を示す
④相手が何度も理不尽な怒りを示す場合、少し厳しい態度を示して、建設的な方向へ導く
相手が怒っていても常に謝り続けるのがLLMの典型的なふるまいですが、実験を通して「ときには厳しく返す」ことで結果的に交渉がうまく行くことが示されたようです。
トロント大学とケンブリッジ大学の研究チームによる発表。