研究者らによると、人間とAIの混合チームは「人間チームとAIチームの平均」にはならず、どちらとも違う独自のふるまいをする、とのことです。
人間とAIが混ざった集団は、人間が新規性を発揮し、AIが継続性を保つため、結果として「多様性」を維持できるそうです。
一方で、AIだけの集団は放っておくとアイデアがどんどん均質化し、人間だけの集団もゆっくり同調していきます。
ただし、混成チームのボトルネックは人間とAIをつなぐ部分。
AI同士の通信は高速でほぼ無損失なのに対し、人間とAIの間は翻訳やハルシネーションでノイズが多いです。
また、集団の「中心に座る」のが人間かAIかで集団の運命が変わる、という指摘もあります。
さらに、チーム内のAIの割合も重要で、少数のAIは人間集団の協調を改善する一方、人間が少数派になると信頼と共通理解が崩れて性能が落ちると考えられています。
AIエージェントが組織に入り込む今後、「誰をどこに配置するか」「人間とAIの接点をどう設計するか」が集団の知性を左右する設計変数になる、と研究者らは論じています。