LLMが人間の創造性にどう影響するかを調べたところ、簡単な課題であれば創造性を刺激し、難しい課題の場合は創造性を阻害する可能性が示唆されました。
たとえば道具の新しい使い方を考えるような簡単な課題では、LLMと協力する方が人間同士より創造的なアイデアを出せました。
ところが、革新的なものを考案するような複雑な課題になると、逆にLLMの影響で人間の創造性が低下してしまう現象が観察されました。
詳しく見てみると、LLMが一度に大量の情報を提示すると人間の脳の処理能力が追いつかずLLMの話すがままになってしまうから、のようでした。
そしてどちらの場合も、LLMと作業した人は自分の創造性を低く評価する傾向がありました。LLMが完ぺきで自分がちっぽけに見えてしまうためです。
研究者たちは対策として複雑な課題ではLLMに一度に少量のアイデアだけを出させるよう制約すると、創造性が回復しました。
📄 参照論文
Inspiration booster or creative fixation? The dual mechanisms of LLMs in shaping individual creativity in tasks of different complexity
所属: Renmin University of China