GPT-4などのLLMがゲーム内のキャラを操り、”人間と協力して”タスクを実行できることが報告されました。
さらに、「既存のゲームシステムにLLMエージェントを導入してNPCをAI化する」ツール、『MindAgent』が開発されました。
Microsoftなどの研究グループによる発表です。
○ Ran Gong et al., “MindAgent: Emergent Gaming Interaction”
LLMをゲームのバックグラウンドで稼働させてキャラに豊かなふるまいをさせる実験は、様々な企業やクリエイターによって行われてきました。
しかし、そのノウハウは個人あるいは個別の組織における技術によるものでした。
Microsoftなどの研究者らは、改めてLLMのゲーム能力を検証し、さらにゲームにLLMを導入するツールを開発&公開しました。
■LLMのゲーム能力を検証した結果
① 多くのゲームキャラを一括で操作できる
② 新しいゲームにも対応できる
③ 人間あるいは別のエージェントと協力できる
④ 人間のゲーム能力を向上させる
⑤ エージェントの数が増えると協力の効率が高まる
なお、複数種類のLLMが検証され、GPT-4やClaude-2の優秀さが報告されています。
■NPCをAI化する『MindAgent』の特徴
① 既存のゲームシステムと接続
② 複数のキャラクターが一緒にタスクを行うための「チームワーク」を計画・調整する
③ 人間の指示に従ってAIキャラに行動させる
④ AIキャラが人間のフィードバックから学んで時間経過と共に行動が改善される仕組みを実装
論文では、『MindAgent』を使用して、Minecraftの複数のNPCを協力的なAIにアップグレードすることに成功したことが報告されています。