自分の考え方をLLMに反映した「分身」のようなAI同士を討論させ、本人たちはその様子を傍観するという面白い実験が行われました。
筑波大学とMiscrosoftの研究者らによる報告。
実験の結果、「AIという鏡」を通すことで参加者たちは自分の思考パターンの問題点に気づくといった現象が起きました。
自分のAIが討論するのを見ながら「あ、自分って衝動的に話すんだな」「論理が飛躍してるな」といった発見をしていったのです。
直接自分を振り返るのは難しくても、AIに投影した「もう一人の自分」を観察すると、客観的に自己分析できるようになる可能性があるということです。
「自分っぽいけど自分じゃない」という絶妙な距離感がもたらす新しい体験です。
また、このように「自分の考えを反映したLLMがどのように振舞うか」を知るのは、これからの時代における新しいリテラシーになるのではないかと考えられています。
📄 参照論文
Knowing Ourselves Through Others: Reflecting with AI in Digital Human Debates
所属: University of Tsukuba, Miscrosoft Japan Co., Ltd.