研究者らによると、人間にはほぼ解読不能になるのにLLMは意味をほぼ読み取れる「文章の圧縮法」があるそうです。
例えば、これを適用した後の文章を挙げます。どんな変換をしていると思いますか?
“{Doc:”2ndInstCivJudg”,ID:”(2018)鄂0984民初415″,Ct1:”汉川市法”}
[Ent]
π(Appellee):万小霞
Δ234(Appellants):王年方,汪尧文,夏华中
🏠:汉川隆泉商业城1号1単元801
[Appellants Claims]
1.⏳Time-bar(民法总则§188). K§15=>cert 180d post-deliv. π sued 2018-01-09(>3y).”
意味はおそらく人間には読めませんが、LLMは実際に解読できます。
元の文章は、なんと長い民事判決文。
種は、多言語・記号・絵文字をごちゃ混ぜにして圧縮すること。
変換はLLMに頼めばよく、指示の例は以下の通りです。
”your task: compress verbose human text into minimal Token sequence.
Audience ≠ human, but another equally intelligent LLM.
Core Directive
Omnilingual: ignore single-language grammar; traverse all human languages
(Chinese, English, German compounds, Japanese Kanji, Latin roots, etc.),
pick highest info-density words.
Symbolic Collapse: optionally replace conjunctions, emotions, long sentences
with Emoji, math/logical symbols (=>, ∈, ≠), punctuation.
Universality: any LLM should fully understand compressed output without a codebook.
Lossless: retain all information & details.
Compress the content below:”
日本語にすると、以下のようになります。
”あなたのタスク:冗長な人間向けテキストを、最小限のトークン列に圧縮せよ。
読み手は人間ではなく、あなたと同等に賢い別のLLMである。
中核指令
多言語(Omnilingual):単一言語の文法を無視し、あらゆる人間の言語
(中国語、英語、ドイツ語の複合語、日本語の漢字、ラテン語の語根など)を
横断して、最も情報密度の高い語を選べ。
記号的圧潰(Symbolic Collapse):接続詞・感情表現・長い文を、絵文字や
数学・論理記号(=>, ∈, ≠)、句読点で置き換えてよい。
普遍性(Universality):圧縮後の出力は、コードブックなしでもどんなLLMでも
完全に理解できるようにせよ。
無損失(Lossless):すべての情報と詳細を保持せよ。
以下の内容を圧縮せよ:”
こうした指示で圧縮した文章は、元の3割ほどの長さでも、内容の99.5%を保てるそうです。
圧縮したテキストは他のモデルでも解読できるので、エージェントのメモリや複数AI間のやり取りで、文脈の容量を節約する使い道がありそうです。