次回の更新記事:人間の脳を模したAIの記憶システムを作成する方法(公開予定日:2026年06月02日)

AR AIコーチング、個別指導で運動能力向上

ロボティクス(ロボット制御、embodied AI、マニピュレーション)

📝 これは「短信」です ― AIDBリサーチチームが独自の視点で論文を紹介する、カジュアルで読みやすいコンテンツです。

ハーバード大学や筑波大学などの研究者らが、バスケットボールの練習の際にAR(拡張現実)で手本を映し出してAIによる指導を受けるシステムを開発したと報告しています。
実験では参加者から人間の指導者より好まれました。

バスケットボールの技を一人で練習するとき、自分の動画を見返すだけではなかなか間違いに気づけないし、気づいても直し方がわからないという問題があります。

そこで開発された今回のシステムは、ARヘッドセットを使って3Dアバターでお手本を360度から観察し、自分の動きとお手本を並べて比較でき、さらにLLMが「右足に体重を移してからクロスオーバーしましょう」といった具体的なアドバイスを自動で生成してくれるシステムとのこと。

このAIコーチのアドバイスが実際の人間のコーチのアドバイスよりも参加者に好まれたと報告されています。
人間のコーチは「もっと積極的に」のような抽象的な表現になりがちなのに対し、AIは関節の動きを分析して「左足の横方向の動きを抑えて」のような具体的で実行しやすい指示を出せます。

技術的にはスマホ1台のカメラとARヘッドセットだけで動き、専門的なモーションキャプチャ装置が不要なため、誰でも体育館で使える手軽さも注目に値します。

スポーツに限らずリハビリやダンス、フィットネスなど幅広い身体学習領域に波及しうるテーマです。

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