次回の更新記事:人間の脳を模したAIの記憶システムを作成する方法(公開予定日:2026年06月02日)

AIエッセイが大学入試格差を拡大か

その他(上記に当てはまらない)

📝 これは「短信」です ― AIDBリサーチチームが独自の視点で論文を紹介する、カジュアルで読みやすいコンテンツです。

コーネル大学の調査によると、低所得層の高校生ほどAIを使って大学出願の小論文を書くようになっており、それが合格に与える”ダメージ”が大きいとのこと。
AIを使えば文章の質は表面上は上がりますが、審査官はそれを「この学生らしくない」と受け取ることがあるためと考えられています。

今回研究者らが8万1千件以上の大学入試の小論文を分析したところ、ChatGPT登場後、低所得層の学生ほどAIに頼る割合が高くなっていました。これは理にかなっており、家庭教師や塾よりAIのほうが安価だからです。

ところが、AIを使った低所得層の出願者と同じ学力・属性の高所得層を比較すると、審査結果の格差は以前より31%も広がっていました。

なぜそうなるのか、実際は研究者たちも明確な答えは出せていませんが、AIが生み出す「うまい文章」は、文化資本を持つ人々の言葉のクセに基づいており、その規範に沿って書けば書くほど、規範から遠い学生が「不自然だ」と判断されてしまう構造になっているためと推測されています。

ということは、格差はAIを使った結果を評価する側の眼差しに宿っていることになります。そこが深いポイントです。

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